ビジネスインテリジェンスで著作権侵害対策を強化する

ビジネスインテリジェンスで著作権侵害対策を強化する

Zachary Wolf
Portfolio Marketing Manager, MarkMonitor

 

2018年9月26日

著作権侵害の情勢が劇的に変化し始めたのは、わずか2年前のことでした。

 

テクノロジーの発展によって仕事や社会生活が便利になる一方、著作権侵害が巧妙さを増しています。海賊版サイトまで登場し、サブドメインを使って人気サイトのブランド力を横取りし、正規のサイトからトラフィックを奪っています。

 

著作権侵害されたデジタルコンテンツのユーザー層も変化しています。数年前は違法コンテンツを入手するには、手間がかかりました。主に、P2Pを利用し、テレビ番組、音楽、映画のアップロードやダウンロードが行われるため、ユーザーはその中からコンテンツを検索して、適切なTorrentまたはファイルを見つけ出し、ダウンロードしたバージョンの品質に問題がないことを願うしかありませんでした。今日では、KODI(これ自体は正規品)など、オープンソースのソフトウェアによって、アドオンを追加して改ざんされ、「完全にロードされた」ストリーミングデバイスを入手できるようになりました。お使いのスマートテレビに差し込むだけで、ほとんどのコンテンツにアクセスできます。簡単で手間なく利益を得られるマーケットになっています。

 

情勢の変化により、権利者や放送局によるコンテンツ保護が一層難しくなってきました。しかし、適切な著作権侵害対策を行い、データ利用や分析を行い、取り組みを強化することは可能です。違法コンテンツが利用されている場所や方法を把握することも、戦略の強化に役立ちます。権利者や放送局は、収集したデータを参考に、配信戦略、新製品の早期発売、市場参入戦略の優先順位の調整などの重要な問題に関する意思決定を周知することができます。

 

MarkMonitorは上記機能を有し、このテクノロジーを利用して、P2Pでのファイル共有、ウェブサイト、検索エンジン、ユーザー生成コンテンツ(UGC)サイト、ライブや動画ストリーミング、KODI、OTTソースなどあらゆるチャネルで、違法コンテンツが利用されている場所、時間、方法に関するデータを収集しています。

 

MarkMonitorによる著作権侵害問題の解決とは

MarkMonitorは、さまざまなツールを利用して、お客様が直面している問題に対処しています。

 

たとえば、MarkMonitorのデジタルコンテンツの著作権侵害に関するグローバル指標(Global Digital Piracy Index:GDPI)は、オンラインコンテンツへのアクセスと利用方法について、詳細なインテリジェンスを提供します。ファイル共有の情勢に基づく実際のサマリーが作成され、コンテンツ需要を把握することができます。また、Insiteと呼ばれる、業界の情勢を追跡し、KPIを予想するレポーティングダッシュボード「MarkMonitor Up-link」(MarkMonitorの著作権侵害インテリジェンスポータル)や、自動リンク検証ツール「MarkMonitor Savvy」も活用しています。

 

これらのツールで収集したデータに基づき、さまざまなビジネス分野に情報を提供しています。たとえば、配信やリリース戦略に関する質問への回答や、グローバルマーケティングやプロモーションにおける弱点などを調査します。また、コンテンツカタログのモニタリングや管理関連の意思決定、事業開発の推進、グローバル戦略上の問題を見つけだすサポートもします。

 

高度な脅威には高度な対応が求められる

権利者や放送局は、コンテンツ共有に使われているすべてのチャネルに対応する戦略を確実なものとし、あらゆる重要な意思決定の根拠となるデータへのアクセスを確保しなければなりません。さらにインテリジェンスはすぐに使えるものでなくてはなりません。

 

分析やビジネスインテリジェンスを活用して著作権侵害戦略を強化する方法の詳細は、MarkMonitorブランド保護ソリューションをご覧ください。

 

 

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