— 大阪・東京の2都市で開催 —
2026年6月、クラリベイトは知的財産に関わるプロフェッショナルの皆様を対象に、「Clarivate IP Day 2026」を大阪・東京の2都市で開催しました。
本イベントでは、企業競争力の源泉として重要性を増す知的財産戦略について、最新動向や実務に直結する知見を共有しました。
大阪会場には63名、東京会場には122名にご参加いただき、いずれの会場も満席に近い盛況となりました。
冒頭では、小島より、クラリベイトが開発を進める次世代プラットフォーム「IPOne」についてご紹介し、知財データと業務プロセスを統合し、より高度な意思決定を支えるビジョンをお示ししました。

クラリベイト・アナリティクス・ジャパン株式会社 IP事業本部 バイスプレジデント 小島 崇嗣
基調講演:「企業経営への貢献を重視するセイコーエプソンの知的財産戦略」
基調講演では、セイコーエプソン小林様より、企業経営における知的財産の役割と、その価値最大化に向けた実践的なアプローチが紹介されました。
講演では、不確実性が高まるビジネス環境において、知財が単なる権利管理にとどまらず、経営・事業・研究開発をつなぐ戦略的資源として重要性を増している点が強調されました。
さらに、知財をどのように経営判断に活用し、企業価値の向上に結びつけていくかについて、具体的な取り組みとともに共有され、参加者にとって示唆に富む内容となりました。

セイコーエプソン株式会社 執行役員 知的財産本部長 小林 利彦 様
特許分科会:「荏原製作所の知財ガバナンス:知財ROICと組織変革」
特許分科会では、荏原製作所髙栁様より「知財ガバナンス」をテーマに、知財を経営にどのように統合していくかについて具体的な取り組みが紹介されました。
講演では、知財活動を単なる権利取得にとどめず、経営指標として活用する考え方や、組織全体で知財リテラシーを高めていくアプローチが示されました。
また、「知財ROIC」という概念を軸に、知財投資と企業価値向上を結びつける視点が共有され、参加者にとって非常に示唆に富む内容となりました。

株式会社荏原製作所 技術経営戦略統括部 知的財産部 部長 髙栁 秀樹様
あわせてクラリベイトからは、特許調査・分析を支えるソリューションの最新動向として、Derwent製品群の機能強化や、分析ツールを活用した知財データの可視化・活用方法をご紹介いたしました。
これにより、企業側の戦略的取り組みと、それを支えるデータ・ツールの双方の視点から理解を深める一助となれば幸いです。

商標分科会:「事業部門・開発部門を巻き込む弊社商標チームの取り組み~提案型商標業務を目指して~」
商標分科会では、ブリヂストン満田様より、事業部門や開発部門と連携した「提案型」の商標活動が紹介されました。
講演では、商標を単なる保護の手段としてではなく、事業戦略やブランド価値向上に積極的に活用する取り組みが取り上げられました。
具体的には、社内ガイドラインの整備や商標情報を活用した競合分析など、実務に直結するアプローチが共有され、参加者の高い関心を集めました。

株式会社ブリヂストン 知的財産部門 商標・標章管理推進課 課長 満田 翔 様
クラリベイトからは、AIを活用したネーミング・商標・意匠戦略や、ブランドインテリジェンスの進化についてご紹介し、商標データを活用した分析・意思決定の可能性をご提示いたしました。

知財管理セッション:データとシステムによる意思決定の高度化
知財管理セッションでは、知財業務の高度化・効率化を支えるシステムとデータ活用について、NGB、セールスフォース、クラリベイトの3社それぞれの視点から具体的な取り組みが紹介されました。
NGBからは、特許年金管理や権利維持における実務上の重要ポイントや、意思決定に必要となるデータの整理・活用のあり方が共有され、日々のオペレーションに直結する実践的な知見が提示されました。

NGB株式会社 年金管理部 4G グループリーダー 中村 友則 様
セールスフォースからは、AI時代における研究開発・知財データの活用とデジタルトランスフォーメーションの方向性について紹介され、企業全体でデータを活かすための基盤づくりや、意思決定プロセスの進化についての示唆が示されました。

株式会社セールスフォース・ジャパン ソリューション統括本部 製造ソリューション統括部
Principal, Strategic SE 西村 佳男 様
さらにクラリベイトからは、IPfolioを中心とした知財管理プラットフォームの活用や、複数データを統合・可視化することによる意思決定の高度化についてご紹介しました。
これにより、知財業務を単なる管理から戦略的意思決定へと進化させるアプローチを提案いたしました。

活発な交流とネットワーキング
各会場では講演だけでなく、参加者同士の交流も活発に行われました。
セッション間やレセプションでは、業界を超えた情報交換やディスカッションが行われ、
「他社の取り組みを直接聞ける貴重な機会だった」
「自社の課題に近いテーマの話が多く、非常に参考になった」
といった声が寄せられました。

次回開催に向けて
「Clarivate IP Day」は、知財に関わる皆様にとって、最新動向の把握だけでなく、実践的なヒントや人的ネットワークを得られる場として、毎年進化を続けています。
今回ご参加いただいた皆様には改めて御礼申し上げるとともに、今回ご都合が合わなかった皆様にも、ぜひ次回のご参加をお待ちしております。
来年の開催では、さらに充実した内容と価値ある機会をご提供できるよう準備を進めてまいります。
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