これまでにクラリベイトのInstitute for Scientific Informationが選出した71名の
「クラリベイト引用栄誉賞」受賞者がノーベル賞を受賞 – そのうち数名は約10年前に既に選出
2022年10月12日、ロンドン(英)- イノベーションを加速させる信頼性の高い情報や知見を提供する世界的リーディングカンパニーであるクラリベイト (NYSE:CLVT)は、本日、化学、物理学と経済学分野の3分野でノーベル賞を受賞した7名を祝福しました。7名は過去にノーベル賞受賞の可能性が極めて高い研究者として、クラリベイト引用栄誉賞を受賞しています。引用栄誉賞は、クラリベイトが保有する精度の高い引用データを用いて、専任アナリストがノーベル賞級の研究を分析するものです。この7名のうち4名は、既に10年以上前にクラリベイト引用栄誉賞を受賞しています。
クラリベイトは、定量的データと専門家の定性分析を併用し、Web of Science™に収録された研究データから科学的貢献の最高峰を特定する、世界でも唯一の学術情報会社です。独自のアプローチ手法で、毎年ノーベル賞クラスの研究者を引用栄誉賞受賞者として選定し、さらにノーベル賞受賞の可能性の高い候補者を予測します。
今年、クラリベイトでは、ノーベル賞でも物理学、化学ならびに経済学の3分野における受賞者を予測し、研究コミュニティ全体への影響を反映する引用レコードと学術におけるインパクトの関係性を実証しました。2002年以降、71名のクラリベイト引用栄誉賞受賞者がノーベル賞を受賞しています。
2022年にノーベル賞を受賞したクラリベイト引用栄誉賞受賞者は以下の通りです。
- 2022年ノーベル物理学賞受賞: Alain Aspect、 John F. Clauser、 Anton Zeilinger
量子もつれ光子を用いた実験でベルの不等式の破れを確立し、量子情報科学の先駆けとなった。
- 2022年ノーベル化学賞受賞: Carolyn R. Bertozzi、 Morten P. Meldal、 K. Barry Sharpless
クリックケミストリーと生体直交化学の確立
- アルフレッド・ノーベル記念スウェーデン・リクスバンク経済科学賞:Douglas W. Diamond、Ben S. Bernanke、Philip H. Dybvig
銀行と金融危機に関する研究- クラリベイトは、2011年に金融仲介と委任型監視に関する分析で銀行の役割と有用性を説明したDiamondを引用栄誉賞受賞者として発表し、ノーベル賞受賞の可能性を予測していました。今回のノーベル賞受賞ではさらに広い範囲を対象とし、銀行セクターによる金融危機対処も含まれています。今回の受賞者の主要論文の引用数は数千回に及んでおり、なかでもDiamondとDybvigの論文は約3,000回引用され、出版年は1983年にまで遡ります。2002年以来、クラリベイトの引用栄誉賞受賞者の中からノーベル経済学賞を受賞したのは22名にのぼります。
今年、2022年のノーベル生理学・医学賞受賞者の中にクラリベイト引用栄誉賞受賞者の名前はありませんでしたが、これまでに生理学・医学賞分野においても16名の引用栄誉賞受賞者がノーベル賞を受賞しています。
クラリベイトの引用栄誉賞受賞者の中から実際に多くの研究者がノーベル賞を受賞することについて、クラリベイトのInstitute for Scientific Informationのリサーチアナリシス部門の責任者であるDavid Pendleburyは、「世界にはノーベル賞にふさわしい研究者がたくさんいるので、誰がノーベル賞の栄誉を受けるかを正確に予測することは非常に困難です。クラリベイトのアプローチは、まずデータ、つまり Web of Scienceに収録される論文のうち、高被引用度論文(引用数2,000回以上)の上位0.01%を定量的に分析し、さらにアナリストが専門知識を生かして定性分析を行っています。このような方法で、今年ノーベル賞を受賞した7名のクラリベイト引用栄誉賞受賞者のように、ノーベル賞委員会が認定するよりも前に、ノーベル賞受賞候補者を特定することができるのです。彼らの基礎となる研究は、時に世界で最も偉大なブレークスルーにつながることもあり、彼らがノーベル賞を受賞するのを見るのは光栄なことです。」と述べています。
# # #
クラリベイトについて
クラリベイト™は、イノベーションを加速する信頼性の高い知見や分析を提供する、世界的リーディンクカンパニーです。当社の使命は、新しいアイデアから人生を変えるような発明を生む時間を短縮するための、実用的な情報とインサイトを提供することにより、お客様が抱える難題を解決できるよう支援をすることです。サイエンスや知的財産の分野において、基盤となる研究やアイデアから保護、そして商業化に至るまで、イノベーションのライフサイクル全体をカバーする深い専門知識を備えたサブスクリプションおよびテクノロジーベースのソリューションを提供しています。
詳細については、clarivate.comをご覧ください。
本リリースは、Clarivateが2022年10月12日に発表したプレスリリースを日本語に翻訳再編集(一部追記を含む)したものです。オリジナルは英文ニュースリリースをご参照ください。本資料の正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。
本件に関する問い合わせ先
クラリベイト・アナリティクス・ジャパン株式会社
Email: marketing.jp@clarivate.com