訃報:ユージン・ガーフィールド博士逝去のお知らせ

訃報:ユージン・ガーフィールド博士逝去のお知らせ

~Clarivate AnalyticsのWeb of Science™の創始者、Eugene Garfield博士、91歳で逝去~
~引用索引と引用分析のパイオニア。科学・医学など学術研究に多大な影響を与え続けたガーフィールド博士~

 

2017年2月28日(日本時間)
米国フィラデルフィア発
*米国時間2017年2月27日に発表された公式プレスリリースの抄訳です

 

Clarivate Analyticsは、科学と学術研究における情報科学に多大に貢献したユージン・ガーフィールド博士が2月26日に突然逝去したことをここに謹んでご報告申し上げます。ガーフィールド博士は、引用索引システムを開発し、引用分析を実用化したパイオニアであり、研究者が文献を扱う方法に革命をもたらしました。

引用索引はもともと情報検索を目的に作られましたが、他の研究者からの引用頻度に基づいて、特定の研究の影響力を測るデータとしても使われるようになりました。ガーフィールド博士による引用分析やインフォメトリクスの開発は、多数の引用データベースをもたらしました。現在のClarivate AnalyticsのWeb of Science™や数千もの学術雑誌のインパクトファクタ-などの引用データを報告するJournal Citation Reportsなど代表的なものです。

ガーフィールド博士が創設したInstitute for Scientific Information (ISI社:Clarivate Analyticsの前身)は、1964年に最初の引用索引であるScience Citation Indexを発表しました。このデータベースは、世界で最も影響力のある雑誌の参考文献と引用の情報を収集し索引づけしました。研究者は引用リンクをたどって自分の仕事に最も密接な専門的な研究を見いだすことができるようになりました。

ガーフィールド博士の発明は、現在Web of Science™として実現化され、大幅に拡張されています。そして包括的で信頼性の高いかつ効率的なガイドとして引き続き役立っています。 またWeb of Science™の引用統計は、研究者が直接関わる分野で、最も影響力のあることをドキュメント化したものであるので、個人、機関、国・地域などの研究成果を評価するベンチマーキングの基礎として扱われるようになりました。

Clarivate Analyticsの最高経営責任者(CEO)ジェイ・ナドラーは次のように述べています。「ユージン・ガーフィールド博士のご逝去にあたり謹んでお悔やみ申し上げます。ガーフィールド博士の業績は、世界中の研究にアクセスして評価する方法を形作ったことです。我々は彼が研究に貢献したこと、我々の組織に対してはビジョンを語るリーダーであり、同僚であり、友人でもあったことに敬意を表します。私どもはClarivate Analyticsとして、ガーフィールド博士が情報科学において画期的な研究で具現化していったスピリッツをもって、今後も革新を続けることを目指しています。」

 

情報出所 : Clarivate Analytics
2017年2月27日
英文プレスリリースはこちら

 

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