クラリベイト、研究と発見を加速する新たなWeb of Scienceを発表

 

必要なコンテンツにいつでも直感的にアクセスできる、ダイナミックでパーソナルなリサーチインテリジェンスソリューション。

2021年7月7日、ロンドン(英)
クラリベイト・アナリティクス・ジャパン株式会社

イノベーションを加速する信頼性の高い知見や分析を提供する世界的リーディングカンパニーのClarivate plc(NYSE:CLVT)は、本日、大幅にアップデートされた新たなWeb of Science™を発表しました。様々な新機能と刷新されたユーザーインターフェースを搭載し、非常にダイナミックでパーソナルな研究者必須の支援ソリューションです。

Web of Scienceは、世界で最も信頼される引用索引データベースです。いかなる出版社に対しても中立であり、厳選されたコアジャーナルにリンクされた世界水準の研究文献を豊富に取り揃えています。この世界最大のデータベースは世界中の研究コミュニティで利用されており、1億7,100万件以上のレコードにある約19億件の引用文献の中から、分野や時期を問わずアイデアを発見することができます。

新しいWeb of Scienceでは、索引中に含まれる世界水準のデータや引用分析レポートの表示方法、アクセス方法、使用方法を簡略化することで、スムーズで直感的なユーザー体験を実現します。新機能は以下の通りです。

  • The Web of Science Author Impact Beamplots:研究者の論文および被引用インパクトを一目瞭然のビームプロットに変換する新しい視覚化ツールです。Web of Science Core Collection™に学術論文が登録されている研究者であれば、どなたでも利用できます。自身のビームプロットを分析することで、これまでの研究成果の経時的変化を明らかにして「コンテクスト」を俯瞰することで、より客観的な研究評価ができます。
  • Enriched Cited References(ベータ版):一部のジャーナルに対応した新たな視覚化ツールです。時間、類似性、場所、被引用回数を指定でき、引用文献の検索をサポートします。文献引用の背後にあるコンテクストを把握できるため、著者の意図が明確になり、総合的な被引用度を測定することができます。
  • 研究資金データ:研究資金プロジェクトに紐づけられたすべての論文に、研究資金提供の期間、研究資金の合計金額、主要研究者などの情報が追加されました。さまざまな助成団体のファンディングエージェンシーが運営するオンラインの研究資金データベースから研究資金の詳細を直接取得し、より包括的な研究評価をサポートします。
  • 特許に引用された論文:Web of ScienceのDerwent Innovations Index™で検索する際、パテントファミリーが簡易表示される一覧表と、特許に引用された論文へのリンク(50%増)を参照できるようになりました。研究と特許の関係性を明確にすることで、研究の被引用度を測定できるようになります。また、特許に関連する特定の研究を発見しやすくなります。
  • 検索クエリの共有:Web of Science上で検索クエリをコピーできるようになりました。他の研究者と検索条件を直接共有できるため、共同作業が容易になります。
  • 高度な検索ワークフロー:検索履歴を再利用できるクエリビルダーを搭載。すべてのユーザーが精度の高い検索をより簡単かつ迅速に行うことができます。
  • 引用レポートのエクスポート:洗練されたデータエクスポートワークフローにより、一度に最大1,000件の文献レコードをエクスポートできます。複雑なデータ抽出の効率化と簡略化を実現しました。
  • RISファイルのエクスポート:Web of Science Core CollectionからEndNote™やその他多くの書誌管理ツールにRISファイルをエクスポートできるようになり、研究者の選択肢が広がりました。
  • 論文のレコメンデーション機能:関連性のある論文が「オススメ表示」されるため、普段はヒットしない論文も見つけられます。思わぬ発見に繋がるかもしれません。

 

新しいWeb of Scienceは、ホームページのカスタマイズや、著者アラート、論文単位の評価指標(ALM)など、将来のさまざまな開発をサポートするよう設計されています。モバイルアプリケーションのMy Research Assistantとの連携により、モバイル端末経由でWeb of Scienceの学術論文を簡単に検索、保存、共有できるようになります。このアプリでは、学術論文の検索・保存、リーディングリストの作成、関心のあるトピックに基づくフィードのカスタマイズを行うことができ、個人または研究者としての関心分野における最新の研究開発情報に場所を問わずアクセスできます。

クラリベイトのサイエンスグループ製品担当シニアバイスプレジデントであるKeith Collierは次のように述べています。「新しいWeb of Scienceは、研究コミュニティの画期的なアイデアを現実の成果に結び付けます。この新たなWeb of Sceinceの開発にあたり、私たちは発見のペースを加速する、より使いやすいリサーチソリューションを目指し、先進的なリソースやツールに投資を行ってきました。そして誕生したWeb of Scienceは、研究者が求める情報に時間や場所を問わず直感的にアクセスできる、これまでで最高のリサーチソリューションとなりました。」

クラリベイトは新しいWeb of Scienceの開発にあたり、2020年11月からプレビュー版を公開することで、お客様からの幅広いフィードバックを募り、開発に活かしてきました。そうして生まれ変わったWeb of Scienceは、検索機能の向上、ページ読み込みの高速化、さらなるアクセシビリティ向上、モバイル端末に対応したレスポンシブデザインを通じて、より使いやすくパーソナライズされたユーザー体験を提供します。

 

以上

 

ダイナミックでパーソナルなリサーチインテリジェンスソリューションへと進化を遂げた新たなWeb of Scienceの詳細については、クラリベイトのブログをご覧ください。

 

Clarivate™は、イノベーションを加速する信頼性の高い知見や分析を提供する、世界的リーディングカンパニーです。当社の使命は、新しいアイデアから人生を変えるような発明を生む時間を短縮するための、実用的な情報とインサイトを提供することにより、お客様が抱える難題を解決できるよう支援をすることです。サイエンスや知的財産の分野において、基盤となる研究やアイデアから保護、そして商業化に至るまで、イノベーションのライフサイクル全体をカバーする深い専門知識を備えたサブスクリプションおよびテクノロジーベースのソリューションを提供しています。詳細については、clarivate.com/jaをご覧ください。

 

本件に関する問い合わせ先

Rebecca Krahenbuhl
External Communications Manager, Science
media.enquiries@clarivate.com