クラリベイト、ProQuestを買収 科学研究に不可欠な情報とデータ駆動型ソリューション提供の世界的リーダーへ

  •  今回の買収により、エンド・ツー・エンドなリサーチインテリジェンスの大手プロバイダーとしての地位を確立
  • 教育、科学、知的財産分野の専門家に向けた世界最大級の情報ソースが誕生
  • シナジー効果により、8億7500万ドル超の増収と、3億5000万ドル超の調整後EBITDA増加へ
  • 収益およびコストの著しいシナジー効果による、2022年の調整後希薄化後1株当たり利益の増加を受け、2021年の単独業績見通しを修正
  • 本日午前8時(米国東部時間)より、買収に関するカンファレンスコールを開催

 

2021年5月17日、ロンドン(英)
クラリベイト・アナリティクス・ジャパン株式会社

イノベーションを加速させる信頼性の高い知見と分析を提供する世界的リーディングカンパニーであるクラリベイトplc(NYSE:CCC;CCC.WS)は本日、学術機関、研究機関、国家機関を対象にソフトウェア、データ、分析サービスを提供する世界的リーディングカンパニーであり、同族経営の投資会社Cambridge Information Groupの所属企業であるProQuest、および同グループの複数のパートナー企業(Atairos他)について、53億ドルで買収する最終合意に達したことを発表しました。この買収金額には、ProQuestの債務に対する再融資が含まれ、内訳で現金40億ドル、株式13億ドルとなっています。本契約は規制当局の承認を含む慣習法に則り、2021年第3四半期中に締結される見込みです。

 

教育、研究、イノベーションの促進と向上を使命とするProQuestは、世界150カ国以上、25,000以上の学術機関、企業、研究機関にコンテンツとテクノロジーのソリューションを提供しています。ProQuestの買収により、Clarivate Research Intelligence CloudTMは著しく強化され、格段に充実したコンテンツやデータを提供できるようになります。これにより、クラリベイトはエンド・ツー・エンドなリサーチインテリジェンスソリューションの世界的な大手プロバイダーとしての地位を確立します。
クラリベイトとProQuestは、イノベーションの促進を使命として、顧客に焦点を当ててきました。両企業の協力により、未来に向けた科学的発見とイノベーションの加速を目的とする、研究機関向けのソフトウェアと情報の世界的リーディングプロバイダーが誕生します。

 

クラリベイトの会長兼CEOであるJerre Steadは、次のように述べています。「クラリベイトとProQuestは、歴史ある伝統豊かな企業ですが、それぞれが互いを補うことで、非常に優れた力を発揮します。私たちは、研究知見の発信によるイノベーション促進という共通の目的を掲げ、お客様が世界の最も複雑な課題を解決できるように、何世紀分にも及ぶ豊富なコンテンツと21世紀のニーズに応えるテクノロジーを提供していきます。」

 

ProQuestの会長であり、Cambridge Information GroupのCEOであるAndy Snyderは次のように述べています。「ProQuestは過去数十年にわたり、顧客の変化し続ける要望に応え、発展を続けてきました。今日ProQuestが直面する課題と機会の重大さは過去に類を見ませんが、同社は今後も、お客様の信頼に値する実績を維持するために必要なリソースを維持し、研究と革新において世界をリードする組織を構築すると確信しています。」

 

本契約の締結後、ProQuestの取締役会からAndy Snyder、Atairosの会長兼CEOであるMichael Angelakisの両名がクラリベイトの取締役会に加わります。Andy Snyderはクラリベイトの副会長に就任する予定です。

 

将来的成長をもたらす優れた戦略上のメリット
•アカデミア、政府機関、図書館、企業を対象としたソフトウェアと情報コンテンツを提供する世界的リーディングカンパニーの誕生:情報にあふれた現代社会では、コンテンツ収集と、異なる情報を結びつけてフィルタリングするソフトウェアソリューションが重要です。クラリベイトとProQuestという二大大手企業の協力により、様々な学術分野における学術誌、一次資料、論文、ニュース、動画ストリーミングなどの、相互運用可能で使いやすく整理された世界最大のコンテンツソースが実現します。クラリベイトはこれからも、市場をリードするソフトウェアを拡充し、その発見、共有、管理機能を強化していきます。
•既存および補完的市場での成長を促進する新たな販売機会の獲得:図書館市場のエンタープライズソフトウェアは、最も急速に成長している分野であるとともに、図書館の中核業務に組み込まれたワークフローであるため、顧客継続率が高いという特性を有しています。今回の買収により、クラリベイトは、公共図書館、研究図書館、学区、コミュニティカレッジなどの補完的な市場と多様なユーザーに対して、知識発見の統合ソースとなる新たな学内プラットフォームを提供することができるようになります。
•分析サービスの拡充:ProQuestの買収により、クラリベイトの学術分析サービス領域は、学術誌の出版データや引用といった従来の領域を超えて、より広範な情報ソースに拡大します。ProQuestのデータクラウドと、Clarivate Research Intelligence Cloudの何十億にも及ぶ調和されたデータポイントとの組み合わせを強化することで、長期的な予測分析や処方的分析も可能になるでしょう。

 

リリース原文はこちらをご覧ください。

 

クラリベイトについて
Clarivate™は、イノベーションを加速する信頼性の高い知見や分析を提供する、世界的リーディンクカンパニーです。当社の使命は、新しいアイデアから人生を変えるような発明を生む時間を短縮するための、実用的な情報とインサイトを提供することにより、お客様が抱える難題を解決できるよう支援をすることです。サイエンスや知的財産の分野において、基盤となる研究やアイデアから保護、そして商業化に至るまで、イノベーションのライフサイクル全体をカバーする深い専門知識を備えたサブスクリプションおよびテクノロジーベースのソリューションを提供しています。弊社は、日本をはじめ、中国、韓国、東南アジア、オーストラリア、ニュージーランドなど、アジア太平洋地域を含む世界各国で事業を展開しています。
詳細については、clarivate.comをご覧ください。

 

ProQuestについて
ProQuestは、世界の研究・学習コミュニティの重要な活動をサポートしています。刊行物、電子書籍、一次資料、論文、ニュース、ビデオの世界最大のコレクションである6世紀分ものコンテンツを管理し、強力なワークフローソリューションを構築することで、図書館のコンテンツ獲得と拡充を支援しています。これらのコンテンツを着想として、素晴らしい成果の数々が生まれました。ProQuestの製品とソリューションは、世界150カ国の学術図書館、学生図書館、公共図書館、企業図書館、政府図書館で利用されており、関連会社であるEx Libris、Alexander Street、Innovativeとともに、顧客のよりよい研究、学習、知見獲得を支援します。

 

本件に関する問い合わせ先
Lisa Hulme, Head of Global Communications – Science, Clarivate
lisa.hulme@clarivate.com
(+44) 7464 646536
IRに関する問い合わせ先
Mark Donohue, Head of Investor Relations
mark.donohue@clarivate.com
(215) 243-2202

 

将来の見通しに関する記述について
本プレスリリースならびに口頭の記述に含まれる情報は、クラリベイトに関する予測や将来の見通しに関する記述が含まれている場合があります。将来の見通しに関する記述は、クラリベイトが作成時点において期待すること、もしくは将来の出来事についての予測を提供するもので、期待される相乗効果やその他の将来的見込みに関する記述を含んでいることがあります。これらの記述には、クラリベイトの管轄外の要因により、実際の結果が物理的に大幅に変わる可能性のあるリスクや不確定事項が含まれています。クラリベイトは、新たな情報、将来の出来事、その他の結果の如何を問わず、ここに示された記述を更新または修正する義務は一切負わないものとします。
本リリースは、Clarivateが2021年5月17日に発表したプレスリリースを日本語に翻訳再編集(一部追記を含む)したものです。英文ニュースリリースは、こちらをご参照ください。本資料の正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。

 


 

このリリースには、1995年の民事証券訴訟改革法で定義されている「将来の見通しに関する記述」が含まれています。これらの記述は、将来のビジネス、イベント、トレンド、不測の事態、財務実績、または財政状態に関する経営陣の現在の見解を表しています。このリリースでは、「目指す」、「期待する」、「想定する」、「信じる」、「継続する」、「できた」、「推定する」、「期待する」、「予測する」、「将来」、「目標」、「」、「意図する」、「可能性が高い」、「かもしれない」、「もしかしたら」、「計画する」、「可能性がある」、「予測する」、「プロジェクト」、「見る」、「求める」、「すべきである」、「戦略」 「努力する」、「目標とする」、「意思」、などの表現、およびこれらの単語のバリエーションで表現を使用する場合があります。将来の見通しに関する記述の例には、とりわけ、以下に関する記述が含まれます:ガイダンスの見通しおよび収益の成長や収益などの期待される業績に関連する予測。 CPAグローバルの買収、そこから期待される利益。買収した事業の統合における成功を含む、買収、合弁事業、処分などの戦略的行動。将来の期間における設備投資の予想レベル。コスト削減イニシアチブと移行サービス費用を成功裏に実現する当社の能力。クレーム、訴訟、環境コスト、COVID-19のパンデミックおよび政府の対応、偶発債務、政府および規制当局の調査および手続きが当社の財政状態に及ぼす影響の予想を除く継続的な事業運営に資金を提供するのに十分な流動性があるという当社のオペレーション。顧客維持、成長、製品開発、市場での地位、財務結果、および準備金に関する当社の戦略。

 

将来の見通しに関する記述は、歴史的な事実でも将来の業績を保証するものでもありません。代わりに、それらは、当社の事業の将来、将来の計画と戦略、予測、予想される出来事と傾向、経済、およびその他の将来の状況に関する経営陣の現在の信念、期待、および仮定のみに基づいています。将来の見通しに関する記述は将来の様々な状態に関連しているため、予測することは困難であり、多くは当社の管理の及ばないものです。当社の実際の結果および財政状態が将来の見通しに関する記述に示されているものと大きく異なる可能性がある重要な要因については、フォーム10-Kの2019年年次報告書およびフォーム8の現在の報告書の「リスク要因」のキャプションで説明されています。 -K 2020年6月19日に、米国証券取引委員会(「SEC」)に他の書類とともに提出しました。ただし、これらの要因は、すべての潜在的なリスクと不確実性の完全な記述であると見なされるべきではありません。当社で把握していない、または現在重要でないと当社がみなしている追加のリスクおよび不確実性もまた、当社の事業運営を損なう可能性があります。将来の見通しに関する記述は、当社の経営陣が現在入手可能な情報のみに基づいており、このリリースの日付の時点でのみ述べられています。証券およびその他の適用法で義務付けられている場合を除き、クラリベイトは、新たな情報、将来の出来事、その他の結果の如何を問わず、ここに示された記述を更新または修正する義務は一切負わないものとします。SECまたは当社のウェブサイトwww.clarivate.comで公開書類を参照してください。