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世界の科学研究と特許動向を分析した『2015年 技術革新リポート』を発表。

世界の科学研究と特許動向を分析した『2015年 技術革新リポート』を発表。オープンイノベーションに牽引され、世界の技術革新は新たなステージへ ~ 「オープンイノベーション」や「Internet of Things(IoT)」に牽引され、技術革新が加速 ~   2015年9月4日(日本時間) 米国バージニア州アレクサンドリア発 *米国時間2015年5月26日に発表されたプレスリリースです。   世界的な情報サービス企業であるトムソン・ロイター(本社:米国ニューヨーク、日本オフィス:東京都港区)は、『2015年 技術革新リポート~主要12技術分野における技術革新の動向』を発表しました。本リポートは、トムソン・ロイターの分類による12の主要な技術分野において、企業の特許活動から世界の技術革新の動向を調査・分析し、技術分野ごとにアジア、欧州、北米の各地域の特許出願人上位5社のランキングを示したものです。更に、学術論文、引用数を分析し、最も活動的及び影響力のある科学研究機関を示しています。 本リポートの分析では、2014年における世界の技術革新は、前年比の成長率は低下しているものの、特許件数においては過去最高であることが示されています。日本企業は、自動車、化粧品・健康用品、食品・タバコ・発酵飲料、家電、情報技術、医療機器、半導体の7分野における世界上位5位にランクインしました。特に自動車及び医療機器分野では5社中3社を日本企業が占めるなど、高い技術力を示しています。 また技術革新史上において、最も変革的な時期であることが伺えます。本リポートに名を連ねる企業・機関は、新たな事業分野の開拓という課題を明確に意識しており、より短期でより良い結果に結びつけるため、オープンイノベーションをはじめとした知的財産戦略と積極的な新規事業への拡張を元に確実な進化を遂げています。     【2015年 技術革新リポートの調査方法】   使用データベース: トムソン・ロイター独自の手法で編集・強化された特許情報であり、50年間以上に渡り、世界で最も信頼されている特許情報のDerwent World Patents Index®(DWPISM) 、アート、人文、科学、社会科学などの分野を網羅した世界最大の科学引用データベースであり、研究発見や分の究極の判断基準のWeb of Science™、また世界有数の財務分析、トレーディング及び投資のプラットフォームで、ユニークな洞察や情報、ニュースを提供するThomson Reuters Eikon を使用しています。   調査期間と調査対象: 2014年の1年間、またはリポートに示された該当期間に取得された登録特許および公開特許データ(審査済み、未審査の両方を含む)を集計し、技術革新の動向を分析しています。 本リポートは、Derwent World Patents Index®(DWPISM) におけるファミリー(発明)を単位として分析を行っています。   分析分野: トムソン・ロイターの分類による主要な12の技術分野: 航空宇宙・防衛、自動車、バイオテクノロジー、化粧品・健康用品、食品・タバコ・発酵飲料、家電、情報技術、医療機器、石油・ガス、製薬、半導体、電気通信。 本リポートによる主な所見は以下の通りです: 前年比成長率にみる技術革新は減速: 主要12技術分野における全世界の特許数はわずか3%の増加。これは、世界的な経済低迷が2009年に終息して以来、最も低い増加率となります。また、同分野における新たな科学研究の総件数は34%減少しました。特許および科学研究の件数が最も減少したのは半導体分野でした。 全体的な特許件数は過去最高: 前年比成長率における技術革新が減速している一方で、2014年に公開された世界の発明件数は、210万件以上と過去最高でした。12技術分野のうち最も件数が多い技術分野は、情報技術(380,325 件)、電気通信(161,739 件)でした。また、最も成長がみられた技術分野は、食品・タバコ・発酵飲料(21%)、製薬(12%)、化粧品・健康用品(8%)、バイオテクノロジー(7%)でした。 オープンイノベーションの加速: あらゆる産業において「オープンイノベーション」が進んでいます。学術機関、個々の研究者、他の企業(場合により競合企業)との協業が、より現実的なものとなってきています。例として、サムスンの半導体技術の開発には、10,000件につき129.1件の特許が学術機関との共同研究によるものであり、積極的な学術機関との協業体制が伺えます。 異業種への参入: 「Internet of Things(IoT)」に牽引され、従来の業種分類や企業の専門分野の垣根が無くなりつつあります。例として、アップル、デュポン、ジェネラル・エレクトリック、IBM、サムスンは、各社の中核となる専門分野以外の複数の技術分野にて、上位出願人として名を連ねています。特にサムスンは、12技術分野のうち9つの分野で上位25位にランクインしています。   【Derwent World Patents Index(DWPI)とは】 […]

トムソン・ロイター、過去5年に渡る“研究者による機関評価”の結果を発表

トムソン・ロイター、過去5年に渡る“研究者による機関評価”の結果を発表 ~ 過去の調査結果から、大学の評価を構成する要素と傾向を分析 ~   2015年7月31日(日本時間) 米国フィラデルフィア発 *米国時間2015年5月12日に発表されたプレスリリースの抄訳です。   世界的な情報サービス企業であるトムソン・ロイター(本社:米国ニューヨーク、日本オフィス:東京都港区)は、世界中の高等教育機関の評価のための2015年度 “Academic Reputation Survey”(研究者による機関評価)の実施と共に、過去5年(2010年から2014年)の結果をまとめた“Exploring Scholarly Trends and Shifts Impacting the Academic Reputation of the World’s Leading Universities.”を発表しました。本リポートでは、過去5年間の世界の大学への評価の変遷を俯瞰的にまとめており、世界の研究動向が大学に及ぼす影響を明らかにしています。 本調査はトムソン・ロイターが毎年行う大規模な調査で、今年が6回目の実施となります。過去5回の調査では世界6,500大学から65,000人の回答を得ており、“Exploring Scholarly Trends and Shifts Impacting the Academic Reputation of the World’s Leading Universities”ではこの回答をもとに105の研究分野において分析を行っています。 本リポートでは、地域ごとの差が顕著に表れた他、特定の大学の強みとして一般的に高い評価を得ている分野が、必ずしも実際の論文発表数と合致していない例も見て取れます。分野によって違いはあるものの、芸術・人文、臨床・前臨床・健康、生命科学、自然科学、エンジニアリング・テクノロジー、社会科学の6つの主要分野において、高い研究成果を上げていると認識されているのは、特に有名な少数の大学に集中しているという傾向が見られました。例えばマサチューセッツ工科大学には医学部がないにも関わらず、臨床・前臨床・健康分野も含めて自然科学分野全体で高く評価をされていることがわかりました。 その他の主な知見は以下のとおりです。 ハーバード大学は過去5年間を通じ、全ての研究分野をけん引しています。 ニューヨーク大学とキングス・カレッジ・ロンドンに対する評価は、この5年間で大幅に向上しています。 総合大学は単科大学に比べて、一般的に高い評価を得る傾向が見受けられます。 グローバルとそれぞれの地域において、評価の高い大学に違いがあることが明らかになりました。 例外はあるものの、一般的に大学の強みとして認識されている分野では実際の論文数も多いことがわかります。 トムソン・ロイターの“Academic Reputation Survey”(研究者による機関評価)は、この種の調査としては最大のもので、世界中の学識経験者や研究者からの回答を得ることで、教育・研究面から見た高等教育機関の全容をできるだけ正確に俯瞰する目的で実施されています。言語の違いや翻訳による偏りを調整するため、質問はアラビア語、ブラジルポルトガル語、イベリアポルトガル語、英語、フランス語、ドイツ語、日本語、簡体中国語、スペイン語の9言語で行われています。 本調査の実施は6年目を迎えましたが、今後も機関評価の動向を継続的に俯瞰していくため、調査の継続が予定されています。本調査のように全世界規模で実施され、教育・研究の現場からの声を反映した客観的な調査は非常に意義深いものであり、また、研究者にとってもそれぞれの研究分野で高い評価を得ている機関に改めて注目する機会となっていると考えられます。 本調査の回答は、研究者からのフィードバック、研究アウトプット、引用パターン、資金調達レベルなどの情報と共にトムソン・ロイターのInCitesの主要データとして収録されます。研究分析プラットフォームInCitesのデータは、世界中の学術機関や政府機関でエビデンスデータ分析やベンチマーキングに利用されている他、上海交通大学の世界大学学術ランキングや、U.S. News & World […]