Web Of Science

タイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)が、研究のイノベーション評価にWeb of Scienceを採用

タイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)が、研究のイノベーション評価にWeb of Science™を採用 ~クラリベイト・アナリティクスの引用データと分析で、注目すべき研究を予測する~   2017年5月25日(日本時間) フィラデルフィア発 *米国時間2017年5月24日に発表された公式プレスリリースの抄訳です   タイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)が25日に発行した5月特集号『The next big bang』において、世界を変える可能性のある研究が特集され、注目トピック19件が紹介されました。トピックの選定においては、クラリベイト・アナリティクス(本社:米国フィラデルフィア、日本オフィス:東京都港区、以下「クラリベイト」)が提供するWeb of Science™の引用データとEssential Science Indicators℠の知見が使用されています。   特集された研究には、がん細胞を死滅させる免疫力の強化、植物品種改良のための遺伝子開発、動物と昆虫、レドックスフロー電池や水素エネルギー自動車などクリーンな動力源の生産、LED照明を使用したエネルギー低減、環境衛生改善のための環境・生態学分野における発見、次世代エレクトロニクスとビッグフィジックスが含まれています。   注目トピックの特定は、「引用栄誉賞」の分析を手掛ける弊社アナリスト、David Pendlebury(デービッド・ペンドルベリー)が担当しており、分析にはリサーチフロントの先端研究領域を明らかにする基本手法が用いられています。ペンドルベリーは、引用ネットワークは研究者自身の専門的判断に基づいて繋がれていることから、研究の本質に迫る上で信頼できる情報であると考えており、同時に最新の研究動向を把握できる手段だとしています。   THEの5月号では、直近5年間で最も高い頻度で引用されている上位1%の論文(高被引用論文)のうち、後に発表された論文と一緒に引用(共引用)されている論文が分析されました。その中から、共引用された時期が直近で、少なくともこれまで200回以上引用されたフロントが抽出され、さらにより広い科学分野で応用され得る19件が選ばれています。THEではこれらトピックを5つの大きなグループ(生物・医学、エネルギーと光、天体物理学と高エネルギー物理学、環境と生態学、次世代エレクトロニクス)に分け、主な研究者へのインタビューも行われました。   ヘンリー・スモール博士と故ユージーン・ガーフィールド博士が共引用分析を使って1970年代と1980年代にサイエンスマップを先駆けて開発して以来、クラリベイト・アナリティクスは50年にわたり、Web of Science™の高品質なデータを用いた研究動向の分析で世界をけん引してきました。この手法で得られた知見は政策立案や研究資金配分においても、今も注目すべき新しいトピックの特定に役立っています。   情報出所 : Clarivate Analytics 2017年5月24日(米国時間) 英文プレスリリースはこちら   クラリベイト・アナリティクスについて クラリベイト・アナリティクスは、イノベーションを加速できる知見や分析を提供するグローバルリーダーです。過去150年にわたる事業継続を通して、Web of Science™、Cortellis™、Derwent™、 CompuMark™、 MarkMonitor®、Techstreet™など信頼のある製品ブランドを築いてきました。これらの製品は科学と学術研究、特許調査と工業規格、商標およびドメイン名管理、ブランド保護、製薬およびバイオテクノロジーなどの分野で今日のイノベーションの様々なライフサイクルをサポートしています。クラリベイト・アナリティクスは起業家精神に基づく新しい独立した会社となり、お客様のアイディアがより速く革新的なイノベーションとなるようにソリューションを提供してまいります。 詳しくはClarivate.jpをご覧ください。   本件問合せ先 クラリベイト・アナリティクス・ジャパン株式会社 学術情報事業部 担当 TEL: 03-4589-3102 FAX: 03-4589-3240 E-mail : marketing.jp@clarivate.com

過去10年間で日本の科学研究は減少傾向だが、トップ引用論文は健在 :Web of Science™の分析で明らかに

過去10年間で日本の科学研究は減少傾向だが、トップ引用論文は健在 :Web of Science™の分析で明らかに ~コンピューターサイエンス、分子生物学・遺伝学、免疫学など11分野で落ち込むも、世界レベルの研究は特定分野で顕著~   2017年3月29日(日本時間) 米国フィラデルフィア発 *米国時間2017年3月22日に発表された公式プレスリリースの抄訳です   世界的な情報サービス企業であるクラリベイト・アナリティクス(本社:米国フィラデルフィア、日本オフィス:東京都港区、以下「クラリベイト」)は、保有するWeb of Science™のデータを使って過去10年に渡る日本の研究活動を調査しました。その結果として、日本における科学の研究活動は減少傾向にあり、世界で研究を牽引する国々から遅れを取り始めていることが明らかになりました。この分析はNature Indexで紹介され、停滞傾向にある研究活動に対する政府の取り組みについても論じられています。   Web of Science™に収録される、世界的に影響力のあるジャーナルに発表された論文数を比較すると、2015年に日本人研究者が発表した論文は、2005年より600報近く少なくなっています。これにより、世界的に日本の論文数が占める割合は、2005年の8.4%から5.2%に落ち込んでいます。一方で、Web of Science™に収録される中国や韓国の論文数の割合は顕著に伸びており、研究活動が成熟した米国、英国、ドイツ、日本などを追い上げる形となっています。   2005年から2015年の10年間で、日本では、11分野で論文数が減少しました。宇宙科学においては平均値を超える研究活動が確認できたものの、材料科学や工学では10%以上減り、生物学・生化学、分子生物学、コンピューターサイエンス、さらには免疫学と、従来日本が「強い」とされてきた分野での研究活動は全体として停滞していると言えます。   しかしながら、Web of Science™に付随する分析ツール、InCites™を使ったデータでは、依然として日本には世界レベルの研究者が多くいることがわかります。過去10年間にわたって日本の総論文数に対するTop10%論文の割合は安定しており、 また、Top1%論文の割合は2000年から比較すると1.25倍になっています。   クラリベイトが毎年発表する「引用栄誉賞(ノーベル賞予測)」には、日本人も多く選出されています。 北川進氏(京都大学)の多孔性金属-有機骨格に関する研究、十倉好紀氏(東京大学)のマルチフェロイック、および超伝導化合物の発見を含む強相関電子酸化物に関する研究、春田正毅氏(首都大学東京)の金の触媒作用に関する研究などは、著しく被引用数が高く、ノーベル賞クラスの研究として本賞に選出されており、日本が世界をけん引する研究分野といえるでしょう。   クラリベイトの「引用栄誉賞(ノーベル賞予測)」を手掛ける引用アナリスト、デービッド・ペンドルベリーは、「論文数や被引用数のデータを様々な角度から注意深く分析することで、科学技術政策や研究資金の配分など、弱点を知り、強みを伸ばすための重要な戦略決定の資料とすることが可能」だとしています。   【Web of Science™とは】 Web of Science™は、Web of Science Core Collectionをはじめとする膨大な量の高品質な文献コンテンツを包括し、自然科学、社会科学、人文科学の情報の迅速な検索、分析、共有を支援する最高水準の調査研究プラットフォームです。詳しくは下記サイトをご覧ください。 › Web of Science™ 製品概要はこちら   【InCitesとは】 InCites は、Web上で提供され、カスタマイズにも対応した、引用文献に基づく研究評価ツールです。学術機関や政府機関の管理者の皆様は、研究者の生産性を分析し、ベンチマーキングの結果を世界中の研究機関と比較することができます。 › InCites 製品概要について […]

クラリベイト・アナリティクス、ガーフィールド博士の情報科学遺産をたたえ記念奨学金を創設

クラリベイト・アナリティクス、ガーフィールド博士の情報科学遺産をたたえ記念奨学金を創設 2017年3月17日(日本時間) 米国フィラデルフィア発 *米国時間2017年3月16日に発表されたプレスリリースの抄訳です。   クラリベイト・アナリティクス(本社:米国フィラデルフィア、日本オフィス:東京都港区、以下「クラリベイト」)は17日、Web of Science™の先見性のある創始者でありInformation Scienceの先駆者であるユージン・ガーフィールド博士の遺産をたたえ、「Eugene Garfield Information Sciences Pioneer Award」を創設すると発表した。この賞は、卓越した科学計量学者で構成する委員会が選ぶ、1人以上の将来有望な情報科学者に毎年授与される。Web of ScienceおよびJournal Impact Factorを有するクラリベイトは現在、考え抜かれたリーダーシップ・プログラムによって科学計量学コミュニティーの個人による革新的な研究をサポートしている。このプログラムは研究者にWeb of Scienceデータのほか、American Society of Information Science & Technology’s Outstanding Teacher AwardやDissertation Proposal Awardなどの奨学金へのアクセスを与える。これら2つの賞はガーフィールド博士によって1980年代前半に創設されたものである。新たな賞は、さらに多くの研究者がこの分野を前進させガーフィールド博士の遺産に基づき発展させることを可能にする。   クラリベイトのScientific & Academic Research事業は、Science Citation Index™、Current Contentsなど科学における数々の指数を開発したガーフィールド博士の事業に基づき発展させ続ける。データ駆動型科学の革新により、クラリベイトは世界中の研究機関に引用・イノベーションのデータと分析を提供するリーディング・プロバイダーである。   クラリベイトの政府・学会担当グローバルヘッドのジェシカ・ターナー氏は「われわれの多くにとって先見性のある指導者、同僚、友人であったガーフィールド博士に謝意を示すこの賞を創設できてうれしい。今年、クラリベイトはガーフィールド博士の遺産をたたえ、最初の受賞者を発表するため科学計量学コミュニティーを一堂に集める」と述べた。   科学計量学の分野で世界的に応用可能で最も革新的な研究を対象に、毎年少なくとも1人に授賞する。賞はキャリアの浅い研究者(すなわち博士学位取得後10年以内の研究者)に、申請基準と研究者のニーズに基づき授与される。この賞に加え、クラリベイト・アナリティクスは受賞者に現物のサポートやWeb of Scienceデータへのアクセスを提供する。   賞へのオンライン応募受付は2017年4月に開始の予定。受付開始の通知を希望する場合は事前に danielle.connelly@clarivate.comへメール登録を。   【Web of Scienceとは】 Web of Science は、Web […]

訃報:ユージン・ガーフィールド博士逝去のお知らせ

訃報:ユージン・ガーフィールド博士逝去のお知らせ ~Clarivate AnalyticsのWeb of Science™の創始者、Eugene Garfield博士、91歳で逝去~ ~引用索引と引用分析のパイオニア。科学・医学など学術研究に多大な影響を与え続けたガーフィールド博士~   2017年2月28日(日本時間) 米国フィラデルフィア発 *米国時間2017年2月27日に発表された公式プレスリリースの抄訳です   Clarivate Analyticsは、科学と学術研究における情報科学に多大に貢献したユージン・ガーフィールド博士が2月26日に突然逝去したことをここに謹んでご報告申し上げます。ガーフィールド博士は、引用索引システムを開発し、引用分析を実用化したパイオニアであり、研究者が文献を扱う方法に革命をもたらしました。 引用索引はもともと情報検索を目的に作られましたが、他の研究者からの引用頻度に基づいて、特定の研究の影響力を測るデータとしても使われるようになりました。ガーフィールド博士による引用分析やインフォメトリクスの開発は、多数の引用データベースをもたらしました。現在のClarivate AnalyticsのWeb of Science™や数千もの学術雑誌のインパクトファクタ-などの引用データを報告するJournal Citation Reportsなど代表的なものです。 ガーフィールド博士が創設したInstitute for Scientific Information (ISI社:Clarivate Analyticsの前身)は、1964年に最初の引用索引であるScience Citation Indexを発表しました。このデータベースは、世界で最も影響力のある雑誌の参考文献と引用の情報を収集し索引づけしました。研究者は引用リンクをたどって自分の仕事に最も密接な専門的な研究を見いだすことができるようになりました。 ガーフィールド博士の発明は、現在Web of Science™として実現化され、大幅に拡張されています。そして包括的で信頼性の高いかつ効率的なガイドとして引き続き役立っています。 またWeb of Science™の引用統計は、研究者が直接関わる分野で、最も影響力のあることをドキュメント化したものであるので、個人、機関、国・地域などの研究成果を評価するベンチマーキングの基礎として扱われるようになりました。 Clarivate Analyticsの最高経営責任者(CEO)ジェイ・ナドラーは次のように述べています。「ユージン・ガーフィールド博士のご逝去にあたり謹んでお悔やみ申し上げます。ガーフィールド博士の業績は、世界中の研究にアクセスして評価する方法を形作ったことです。我々は彼が研究に貢献したこと、我々の組織に対してはビジョンを語るリーダーであり、同僚であり、友人でもあったことに敬意を表します。私どもはClarivate Analyticsとして、ガーフィールド博士が情報科学において画期的な研究で具現化していったスピリッツをもって、今後も革新を続けることを目指しています。」   情報出所 : Clarivate Analytics 2017年2月27日 英文プレスリリースはこちら   クラリベイト・アナリティクスについて クラリベイト・アナリティクスは、イノベーションを加速できる知見や分析を提供するグローバルリーダーです。過去150年にわたる事業継続を通して、Web of Science™、Cortellis™、Derwent™、 CompuMark™、 MarkMonitor®、Techstreet™など信頼のある製品ブランドを築いてきました。これらの製品は科学と学術研究、特許調査と工業規格、商標およびドメイン名管理、ブランド保護、製薬およびバイオテクノロジーなどの分野で今日のイノベーションの様々なライフサイクルをサポートしています。クラリベイト・アナリティクスは起業家精神に基づく新しい独立した会社となり、お客様のアイディアがより速く革新的なイノベーションとなるようにソリューションを提供してまいります。 詳しくはClarivate.jpをご覧ください。     本件問合せ先 […]

「トムソン・ロイター引用栄誉賞」選出の大隅 良典氏が、ノーベル医学・生理学賞を受賞!

「トムソン・ロイター引用栄誉賞」選出の大隅 良典氏が、ノーベル医学・生理学賞を受賞!   2016年10月4日(日本時間) クラリベイト・アナリティクス・ジャパン株式会社   Clarivate Analytics(旧トムソン・ロイター IP&Science、本社:米国フィラデルフィア、日本オフィス:東京都港区)は、毎年9月に学術文献・引用索引データベースWeb of Science™ の論文・引用データを基に毎年「トムソン・ロイター引用栄誉賞」(ノーベル賞候補者予測)を発表しています。 本年のノーベル医学・生理学賞は、東京工業大学の大隅良典氏に決定しました。大隅良典氏は、2013年の引用栄誉賞を受賞しています。 トムソン・ロイター引用栄誉賞は、学術論文・引用データの分析により、ノーベル賞クラスの高い実績を持つ研究者を讃える目的で発表されています。2002年より毎年の発表が恒例化されていますが、本章を受賞された研究者のうち、ノーベル賞を受賞したのは大隅氏を含む40名となり、日本人では2012年の山中伸弥氏(医学・生理学賞)、2014年の中村修二氏(物理学賞)に次いで3人目となります。   トムソン・ロイター引用栄誉賞 引用アナリスト デービッド・ペンドルベリー、次のように述べています。 大隅氏のノーベル賞医学・生理学賞の受賞にお祝いを申し上げます。 論文情報の引用からも、過去25年における大隅氏のオートファジーのメカニズムに関する研究の重要性と影響は、はっきりと見てとれます。大隅氏は数多くの高被引用論文を発表していますが、なかでも1,000回以上の被引用数を持つものが5報あり、これはWeb of Science Core Collectionの中でも上位0.03パーセントにランクされる非常に影響力が高い論文です。このことからも大隅氏の功績はまさに引用栄誉賞にふさわしく、そして実際にノーベル賞を受賞されたことを大変喜ばしく思います。 重ねまして、大隅氏の偉大な業績と、また日本に新たなノーベル賞科学者が誕生したことに、心からのお祝いを申し上げます。   【「トムソン・ロイター引用栄誉賞」に選出された日本人研究者のリスト】 › 2002~2016年のトムソン・ロイター引用栄誉賞日本人受賞者   【トムソン・ロイター引用栄誉賞とノーベル賞の相関性】 2011年ノーベル賞において、該当4分野(医学・生理学、物理学、化学、経済学)で受賞された9名すべてが、過去この「トムソン・ロイター引用栄誉賞」にノミネートされています。 2013年ノーベル賞では、科学4部門すべてに、過去トムソン・ロイター引用栄誉賞を受賞した研究者が含まれていました。   【トムソン・ロイター引用栄誉賞の選考基準】 「トムソン・ロイター引用栄誉賞」は、過去20年以上にわたる学術論文の被引用数に基づいて、各分野の上位0.1パーセントにランクする研究者の中から選ばれています。主なノーベル賞の分野における総被引用数とハイインパクト論文(各分野において最も引用されたトップ200論文)の数を調査し、ノーベル委員会が注目すると考えられるカテゴリ(物理学、化学、医学・生理学、経済学)に振り分け、各分野で特に注目すべき研究領域のリーダーと目される候補者が決定します。   【ベースとなるデータ:Web of Science Core Collectionとは】 本賞は、世界最高水準の学術文献引用データベース「Web of Science Core Collection」に基づき、医学/生理学・化学・物理学・経済学の各ノーベル賞4分野において最も影響力があった研究者を分析・発表しています。 ノーベル賞受賞者の論文・引用データにご興味がございましたら本件問い合わせ先までご連絡ください。   クラリベイト・アナリティクスについて クラリベイト・アナリティクスは、イノベーションを加速できる知見や分析を提供するグローバルリーダーです。過去150年にわたる事業継続を通して、Web of Science™、Cortellis™、Derwent™、CompuMark™、 MarkMonitor®、Techstreet™など信頼のある製品ブランドを築いてきました。これらの製品は科学と学術研究、特許調査と工業規格、商標およびドメイン名管理、ブランド保護、製薬およびバイオテクノロジーなどの分野で今日のイノベーションの様々なライフサイクルをサポートしています。クラリベイト・アナリティクスは起業家精神に基づく新しい独立した会社となり、お客様のアイディアがより速く革新的なイノベーションとなるようにソリューションを提供してまいります。 詳しくはClarivate.jpをご覧ください。   本件問合せ先 クラリベイト・アナリティクス・ジャパン株式会社 […]

トムソン・ロイターが世界の特許動向を分析した『2016年 技術革新リポート』を発表。世界のイノベーション活動は2桁成長を遂げていることが明らかに

トムソン・ロイターが世界の特許動向を分析した『2016 技術革新リポート』を発表。世界のイノベーション活動は2桁成長を遂げていることが明らかに ~大学・政府・研究機関の参入増加により、オープンイノベーション・モデルが発展~   2016年9月29日(日本時間) 米国フィラデルフィア発 *米国時間2016年5月11日に発表されたプレスリリースの抄訳です。   世界的な情報サービス企業であるトムソン・ロイター(本社:米国ニューヨーク、日本オフィス:東京都港区)は、『2016年 技術革新リポート~主要12技術分野における技術革新の動向』を発表しました。本リポートは、トムソン・ロイターの分類による12の主要な技術分野において、企業の特許活動から世界の技術革新の動向を調査・分析し、技術分野ごとにアジア、欧州、北米の各地域の特許出願人上位10社のランキングを示したものです。更に、学術論文、引用数を分析し、最も活動的及び影響力のある科学研究機関を示しています。 本リポートの分析では、2015年における世界の国際企業、教育機関、政府および研究機関における技術革新は、記録的な飛躍を遂げていることが明らかとなりました。今年で7年目となる本分析では、特許出願、学術論文を含む世界の知的財産データを、主要12分野におけるイノベーション活動の指標として捉えています。今年の分析では、世界のイノベーション活動が対前年比で2桁成長を遂げていることが明らかとなりました。特に、医療機器、家電、航空宇宙・防衛、情報技術および石油・ガス分野における成長が顕著でした。また、自動車関連分野における代替電力自動車技術では、首位のトヨタを始めとした日本企業が大半を占め、同分野を日本がリードしています。   【2016年 技術革新リポートの調査方法】   使用データベース: トムソン・ロイター独自の手法で編集・強化された特許情報であり、50年以上に渡り、世界で最も信頼されている特許情報のDerwent World Patents Index ®(DWPISM) 、アート、人文、科学、社会科学などの分野を網羅した世界最大の科学引用データベースであり、研究発見や分の究極の判断基準の Web of Scienceを使用しています。   調査期間と調査対象: 2015年の1年間、またはリポートに示された該当期間に取得された登録特許および公開特許データ(審査済み、未審査の両方を含む)を集計し、技術革新の動向を分析しています。 本リポートは、Derwent World Patents Index®(DWPISM) におけるファミリー(発明)を単位として分析を行っています。   分析分野: トムソン・ロイターの分類による主要な12の技術分野: 航空宇宙・防衛、自動車、バイオテクノロジー、化粧品・健康用品、食品・タバコ・発酵飲料、家電、情報技術、医療機器、石油・ガス、製薬、半導体、電気通信。   本リポートによる主な所見は以下の通りです: 2桁成長を遂げたイノベーション活動: 2015年の世界の総特許数は13.7%の成長を遂げました。これは本分析を開始した2009年に比べると、100%以上の成長率となります。一方、新たな学術論文の総数は、対前年比で19%の減少を見せています。これは2009年に比べると、27%の減少となります。 医療機器、家電、航空宇宙・防衛分野が成長をけん引: 前年度比において減少を見せた唯一の分野はバイオテクノロジー分野でした。本分野は前年度比で2%の減少を見せました。 バイオテクノロジー分野の減少: 対前年比で最も大きな成長が見られたのは、医療機器(27%)、家電(21%)、航空宇宙・防衛(15%)、石油・ガス(14%)および情報技術(13%)でした。 オープンイノベーション・モデルの発展: 企業、大学、政府、研究機関がパートナーシップを組んで新たな技術を市場に投入するオープンイノベーションが増加しています。これらのオープンイノベーションが発展している事実は、多くの多国籍企業や影響力のある科学研究機関が参入してきたことにより証明されました。化粧品分野におけるオープンイノベーションが活発な組織として名を連ねるのは、サンパウロ大学(ブラジル)、米国食品医薬品局に続き、プロクター&ギャンブル(米国)が上位3位にランクインしています。また、自動車関連分野では、ミシガン大学(米国)、トリノ・ポリテクニック大学(イタリア)に加えて、フォード・モーター(米国)がランクインしています。 2015年は様々な分野で大きな飛躍のあった年でした。長年期待されてきた自動運転者が初めて公道で試運転されました。国際宇宙ステーションの滞在最長記録が更新されました。初めてバイオシミラー(バイオ医薬の後発品)の認可が下りました。これらの技術革新は、従来あった境界線を越え、人間の想像力の限界に挑戦してこそ実現したイノベーションです。トムソン・ロイターは、今後も特許や学術論文をイノベーション活動のひとつの指標として、未来の成長技術分野を予測していきます。 リポートの本編は、こちらからご覧ください: 2016年 技術革新リポート ~主要12技術分野における技術革新の動向~   【Derwent World Patents […]

「トムソン・ロイター引用栄誉賞」(ノーベル賞予測)2016年、日本からの受賞者は3名

「トムソン・ロイター引用栄誉賞」(ノーベル賞予測)2016年、日本からの受賞者は3名 ~ 京都大学 本庶佑氏(医学・生理学)、崇城大学・熊本大学 前田浩氏(化学)、国立がん研究センター 松村保広氏(化学)~ 2016年9月21日(日本時間) 米国ペンシルバニア州フィラデルフィア発 *米国時間9月21日0時に発表されたプレスリリースの抄訳です。   世界的な情報サービス企業であるトムソン・ロイター(本社米国ニューヨーク、日本オフィス:東京都港区)は、2016年の「トムソン・ロイター引用栄誉賞」を発表いたしました。2002年より毎年9月の発表が恒例化されている本賞は、学術論文の引用データ分析から、ノーベル賞クラスと目される研究者を選出し、その卓越した研究業績を讃える目的で発表されるものです。15回目となる本年は、日本人研究者3名を含む合計24名が受賞しました。このうちハーバード大学のStuart L. Schreiber氏は2度目の受賞となりました。本賞で二度の受賞を果たしたのは、過去には理化学研究所の十倉好紀氏のみで、異なる研究トピックにおいても非常に卓越した業績が讃えられています。 日本からは、化学分野において2名、医学・生理学分野から1名が選出されました。崇城大学DDS研究所特任教授・熊本大学名誉教授の前田浩氏と、国立がん研究センター先端医療開発センター新薬開発分野分野長の松村保広氏は、ともに「がん治療における高分子薬物の血管透過性・滞留性亢進(EPR)効果の発見」において今回の受賞となりました。また、京都大学客員教授の本庶佑氏は、「プログラム細胞死1 ( PD – 1 )およびその経路の解明により、がん免疫療法の発展に貢献」による受賞となりました。   <医学・生理学> 京都大学 客員教授 本庶 佑(Honjo Tasuku)氏 「プログラム細胞死1 ( PD – 1 )およびその経路の解明により、がん免疫療法の発展に貢献」 ■受賞コメント 『この賞に選ばれましたことは誠に光栄なことと存じます。ありがとうございます。わたしたちの研究がガン治療に役立ち人の命を救えたという事が何よりの喜びです。』 * * * * * <化学> 崇城大学DDS研究所 特任教授 熊本大学 名誉教授 前田 浩(Maeda Hiroshi)氏 「がん治療における高分子薬物の血管透過性・滞留性亢進(EPR)効果の発見」 ■受賞コメント 『癌に薬剤をピンポイントにターゲッティングするEPR効果発見から30年を経て、それがようやく世界に広く浸透し、この度、トムソン・ロイターによって評価されましたことに対し研究者としてこの上ない喜びを感じております。この受賞により、EPR効果の原理を充分に理解した癌治療法の臨床への応用に広く関心を持っていただけることと思います。このような名誉ある賞を頂けましたことは、今後の研究の励みになります。誠にありがとうございます。』 * * * * * <化学> 国立がん研究センター先端医療開発センター新薬開発分野 分野長 松村 保広(Yasuhiro Matsumura)氏 「がん治療における高分子薬物の血管透過性・滞留性亢進(EPR)効果の発見」 ■受賞コメント 『30年以上前、がんによる血液凝固に端を発する、腫瘍血管透過性亢進により、抗体などの高分子蛋白が腫瘍に集まりやすいというEPR効果を見出して以来、血液凝固系分子抗体を作り、CAST (Cancer Stromal Targeting) 療法を提唱しました。また、種々のがん特異抗体も作りました。今回の受賞を誇りとし、私どもの抗体医薬が患者さんの役に立つことを証明するまで、研究開発に全力を尽くします。』   <トムソン・ロイター引用栄誉賞とは> トムソン・ ロイター引用栄誉賞は、トムソン・ロイターのデータベースを用いた論文・引用分析において、ノーベル賞クラスと目される研究者を発表するものです。世界 トップクラスの研究者の功績を讃え広めることで、科学がより身近なものとして認知されることを目的に、2002年からノーベル賞に先駆けた発表を恒例化しており、本年が第15回目となります。 […]

最新版Journal Citation Reports (JCR) をリリース

最新版Journal Citation Reports (JCR) をリリース ~世界81か国から234分野、11,365誌を収録~ 2016年6月15日(日本時間) 米国バージニア州アレクサンドリア発 *米国時間2016年6月13日に発表されたプレスリリースの抄訳です     世界的な情報サービス企業であるトムソン・ロイター(本社:米国ニューヨーク、日本オフィス:東京都港区)は、6月13日(米国時間)、学術誌評価分析ツールJournal Citation Reports®(以下、JCR)の最新版をリリースいたしました。JCRは学術ジャーナルの評価における世界でもっとも影響力のあるリソースであり、インパクトファクターの情報源として知られています。Web of Scienceの引用・被引用データを統計的に分析することにより、ジャーナルの影響力に関する客観的かつ多様な指標を提供しています。 今回のリリースでは、自然科学および社会科学の234分野にわたる11,365誌について、インパクトファクターやJournal Impact Factor Percentile といった各種指標の最新データ(2015年)が公表されました。 新たにインパクトファクターが付与されたジャーナル: 239誌 インパクトファクターが上昇したジャーナル: 57% インパクトファクターが下落したジャーナル: 42% JCRの収録対象から外れたジャーナル: 18誌   新たにインパクトファクターが追加された日本のジャーナル ジャーナル名 出版社名 ENVIRONMENTAL HEALTH AND PREVENTIVE MEDICINE JAPANESE SOCIETY FOR HYGIENE HORTICULTURE JOURNAL JAPANESE SOCIETY FOR HORTICULTURAL SCIENCE JOURNAL OF AGRICULTURAL METEOROLOGY SOCIETY OF […]

筑波大学とトムソン・ロイターが分野別の大学評価指標の確立に向けた共同研究を実施

筑波大学とトムソン・ロイターが分野別の大学評価指標の確立に向けた共同研究を実施 ~ 体育・スポーツ科学分野における新たな指標とその結果を発表 ~   2015年11月吉日 クラリベイト・アナリティクス・ジャパン株式会社 国立大学法人 筑波大学   国立大学法人筑波大学(所在地:茨城県つくば市、学長:永田恭介)と、世界的な情報サービス企業であるトムソン・ロイター(本社:米国ニューヨーク、日本オフィス:東京都港区、IP&Science ビジネス日本代表:長尾正樹)は、体育・スポーツ科学分野における新たな評価軸の開発を目的に共同研究を行い、世界各国の体育・スポーツ科学分野の単科大学および体育・スポーツ科学分野の教育研究部門を有する大学に、新たな指標を適用した結果を発表しました。   本共同研究の結果の詳細は筑波大学のホームページ(英語ページ)において公開されています。 WORLD UNIVERSITY COMPARISONS IN SPORT SCIENCE, PHYSICAL EDUCATION AND KINESILOGY   本共同研究において、トムソン・ロイターはデータおよびテクニカルサポートの提供を行い、筑波大学と共に各大学の教育・研究・競技の3カテゴリーにおける活動の卓越性を分析しました。その結果、各カテゴリーにおいては7大学が、また3大学について総合的な卓越性が認められました。   表1 体育・スポーツ科学分野で世界的に卓越した大学 カテゴリー 大学 教育 Loughborough University (UK) National Taiwan Normal University (Taiwan) University of Porto (Portugal) University of Tsukuba (Japan) 研究 Loughborough University (UK) University of Calgary (Canada) 競技 […]

「トムソン・ロイター引用栄誉賞」(ノーベル賞予測)2015年の受賞者を発表。

「トムソン・ロイター引用栄誉賞」(ノーベル賞予測)2015年の受賞者を発表。日本からは2名を選出 ~ 京都大学大学院 森和俊氏、大阪大学免疫学フロンティア研究センター 坂口志文氏がともに医学・生理学分野で受賞 ~ 2015年9月24日(日本時間) 米国ペンシルバニア州フィラデルフィア発 *米国時間9月24日0時に発表されたプレスリリースの抄訳です。   世界的な情報サービス企業であるトムソン・ロイター(本社米国ニューヨーク、日本オフィス:東京都港区)は、「トムソン・ロイター引用栄誉賞」を発表いたしました。本賞は学術論文の引用データの分析により、ノーベル賞クラスと目される研究者を選出し、その卓越した研究業績を讃える目的で発表されています。2002年より毎年9月の発表が恒例化され、14回目となる本年は日本人研究者2名を含む合計18名が受賞しました。 日本からは、医学・生理学分野において2名の選出が発表されました。京都大学大学院理学研究科教授の森和俊氏は、小胞体内の変性タンパク質の検出と修復によるメカニズムの独自発見により、また大阪大学免疫学フロンティア研究センター(WPI-IFReC) 教授/副拠点長、大阪大学特別教授の坂口志文氏は、制御性T細胞と転写因子Foxp3の特性と機能に関する独創的な発見において、それぞれの功績が讃えられ今回の受賞となりました。   <医学・生理学> 京都大学大学院理学研究科 教授 森  和俊(Mori Kazutoshi) 氏   「小胞体内の変性タンパク質の検出と修復によるメカニズムを独自に発見」   ■ 受賞コメント 『基礎研究者にとっての無上の喜びは、刊行された自分の論文がたくさんの研究者や大学院生に読まれ、長きにわたって引用されることですから、トムソン・ロイターより引用栄誉賞をいただくことは格別に嬉しく、また名誉なことであります。今後も、長く多数回引用される良い論文を書いて発表していくことを第一に考えて研究に邁進する所存です。ありがとうございました。』 * * * * * <医学・生理学> 大阪大学免疫学フロンティア研究センター(WPI-IFReC) 教授/副拠点長 大阪大学 特別教授 坂口 志文(Sakaguchi Shimon) 氏   「制御性T細胞と転写因子Foxp3の特性と機能に関する独創的な発見」   ■受賞コメント 『制御性T細胞の研究に携わって35年近くになります。制御性T細胞は、ここ15年、多くの研究者によって研究が活発に進み、今や自己免疫病など免疫疾患の治療、がん免疫の誘導など、ヒトの免疫応答の制御に応用されようとしています。今回のトムソン・ロイター引用栄誉賞受賞で、この研究分野への関心の高さを実感でき、今後の研究の励みにしたいと思います。』     <トムソン・ロイター引用栄誉賞とは> トムソン・ロイター引用栄誉賞は、トムソン・ロイターのデータベースを用いた論文・引用分析において、ノーベル賞クラスと目される研究者を発表するものです。世界トップクラスの研究者の功績を讃え広めることで、科学がより身近なものとして認知されることを目的に、2002年からノーベル賞に先駆けた発表を恒例化しており、本年が第14回目となります。 ノーベル賞の科学系4賞(医学・生理学、物理学、化学、経済学)と同カテゴリで構成されており、これまでに37名が実際にノーベル賞を受賞しています。   <トムソン・ロイター引用栄誉賞の選考基準> トムソン・ロイター引用栄誉賞は、過去20年以上にわたる学術論文の被引用数に基き、各分野の上位0.1パーセントにランクする研究者の中から選ばれています。主なノーベル賞の分野における総被引用数とハイインパクト論文(各分野において最も引用されたトップ200論文)から、ノーベル委員会が注目すると考えられるカテゴリ(医学・生理学、物理学、化学、経済学)に振り分け、各分野で特に注目すべき研究領域のリーダーと目される候補者を決定します。 本賞は引用分析から「近い将来ノーベル賞を受賞する可能性の高い研究者」を発表することを目的としており、その年のノーベル賞受賞者を予測するものではありません。 <選出に使用するデータベース> 本賞は、世界最高水準の学術文献引用データベース「Web of Science® Core Collection 」 を用いて、医学・生理学、物理学、化学、経済学のノーベル賞4分野において最も影響力があった研究者を分析・発表しています。当社の過去30年以上にわたる分析から、学術論文の被引用数と同分野における研究者間での高評価には、強い相関関係があることが分かっており、論文の引用頻度が高いことは、学術分野における影響度の大きさを示しています。 <過去の日本人受賞者> 過去に本賞を受賞した19名の日本人研究者については以下のサイトをご覧ください(理化学研究所の十倉好紀氏は異なるトピックにより2回受賞)。 2002-2015の日本人受賞者一覧 19名の受賞者のうち、山中伸弥氏は2012年にノーベル医学・生理学賞を、中村修二氏は2014年にノーベル物理学賞をそれぞれ受賞しています。 […]