Month: September 2020

「英語は3語で伝わります」×「Web of Science」コラボレーション企画

3語英語の著者が、伝わる英語論文を書くコツを Web of Scienceの収録論文を使って伝授します!   中山 裕木子 氏 株式会社ユー・イングリッシュ 代表取締役 公益社団法人日本工業英語協会 理事・専任講師      4月に英語論文の読み方のセミナーを担当させていただきました。  あれから半年、コロナ禍での不安は消えませんが、with Coronaでmove forward(前に進もう)としている方が増えているのではないでしょうか。  海外での国際学会へ出かけることが難しい研究者の方々も、将来の研究生活に不安を感じている理系学生の皆様も、自分の研究を「書いて伝える」ことは、ますます重要になってくるでしょう。少なくとも、英語論文アブストラクトの書き方を早期に習得しましょう。    さて、まずはアブストラクトの「書き出し」をどうするか、です。  前回、英語論文の読み方セミナーでもお伝えしたとおり、アブストラクトは通常1つのパラグラフからなり、論文全体の要点と論文がカバーする技術範囲を示します(アメリカ化学会のスタイルガイドより)。そして、原著論文のアブストラクトは、大きく3つの内容から構成されます。 1. 研究の背景・解決したい問題 2. 問題を解決する方法・何を行ったか 3. 得られた知見・推論  この中の1. 研究の背景・解決したい問題 を書くにあたって、読みやすい英文で簡潔に書き出したいものです。    それでは早速ですが、アブストラクトの第1文目として、次の内容を書いてみましょう。 環境分野の「バイオマスから燃料や材料を生産する技術」に関する論文アブストラクトを書きます。   英作課題①エネルギーコストが増加し、環境への懸念が高まる中、持続可能な再生可能燃料や化学物質の必要性に注目が集まっている。    英語が苦手、という方は、Google翻訳やDeepLといった機械翻訳を使ってもかまいません。例えば次のように翻訳できるかもしれません。 With increasing energy costs and environmental concerns, the need for sustainable, renewable fuels and chemicals is gaining attention.(DeepLを使いました(2020年8月)) […]