Month: December 2019

2019年第3四半期バイオ・医薬品業界のライセンシングは前年同期比51.8%増加

ELISABET CRUCES PHARMACEUTICAL INDUSTRY ANALYST   バイオ・医薬品業界のライセンス総数は、2019年第3四半期には世界的に支出の大幅な増加がみられ、2018年の同時期の245億ドルから51.8%増加して372億ドルとなりました(図1)。2019年第3四半期には、1,377件の新規ディール(M&Aおよびダイベストメントを除く)が登録され、これは2018年第3四半期の1,116件から23.4%増加しました。   原文サイトはこちらから 原文サイトのフォーム入力で完全版レポートのダウンロードが可能です。   Total disclosed biopharma licensing exhibited strong growth in worldwide spend during the third quarter of 2019, driving a 51.8% increase to $37.2 billion from $24.5 billion in the same time period in 2018 (Figure 1). 1,377 new deals (excluding mergers & acquisitions and divestments) […]

Highly Cited Researchers(高被引用論文著者)2019 影響力のある注目研究者6,000名を発表。日本のHCRは昨年の13位から11位に上昇

Highly Cited Researchers(高被引用論文著者)2019 影響力のある注目研究者6,000名を発表。日本のHCRは昨年の13位から11位に上昇 2019年12月  シニアデータコンサルタント 安藤 聡子   クラリベイト・アナリティクスでは2014年から毎年、インパクトの高い、トップ1%の高被引用論文を多く発表した研究者をHighly Cited Researchers(高被引用論文著者 HCR)として発表しています。引用は世界中の学術コミュニティのピアレビューとも考えられますので、学術コミュニティが選んだ6,000人ともいえるでしょう。日本からは今年、100人が選ばれました。これは世界11位の人数です。2019年の6,000人のリストの中にはノーベル賞受賞者24人が含まれています。日本にゆかりのあるノーベル賞受賞者としては2012年に受賞した山中伸弥京都大学iPS細胞研究所所長、1987年に受賞した利根川進マサチューセッツ工科大学教授が含まれています。   目次 Highly Cited Researchers(HCR)とは? Highly Cited Researchers(HCR)の世界動向 日本のHighly Cited Researchers(HCR)について まとめ   Highly Cited Researchers(HCR)とは? クラリベイト・アナリティクスでは科学を大きく21の分野に分け、それぞれの分野で高被引用論文を発表した研究者を表彰しています。複数の領域にまたがって研究している研究者については、2018年以降「Cross-Field」という分野を設けてより科学コミュニティの動きを反映できるようにしています。クラリベイト・アナリティクスでは各種の分析を行っておりますが、HCRは最近11年分の高被引用論文に注目し、最近の影響力のある研究者を見つける試みです。2019年は2008-2018年の高被引用論文から、60か国の6,000人強を選出しました。この中には24人のノーベル賞受賞者、57人のクラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞の受賞者が含まれています。日本全体では世界で11位であり、昨年の13位から上昇しています。   Highly Cited Researchers(HCR)の世界動向 Highly Cited Researchers(HCR)の所属は世界60か国に及びますが、上位10か国に約85%の研究者が集中しています。特に米国には40%を超えるHCRが所属しています。続いて、新興著しい中国が英国を抜いて本年初めて2位になりました。トップ10に入る国では、現在の形式で発表を開始した2014年以来、中国とオーストラリアの伸びが著しいです。 単独の研究機関として、もっとも多くのHCRを有しているのは、2018年に引き続きハーバード大学で、200人を超えるHCRが所属しています。トップ3のスタンフォード大学、中国科学院は単独で100人以上のHCRを有しています。   日本のHighly Cited Researchers(HCR)について 日本で最も多くのHCRを輩出している分野は植物・動物学。免疫学、物理学、化学がそれに続きました。所属機関では東京大学、物質・材料研究機構、京都大学、理化学研究所など、全体で39機関となっています。日本のHCRの人数は全体では昨年より増えました。 また、企業に所属するHCRの方もいらっしゃいます。日本からは以下の2社の研究者の方がHCRを受賞しています。 株式会社ノベルクリスタルテクノロジー ヤクルト 中央研究所 お二人ともCross-Field分野で受賞されています。株式会社ノベルクリスタルテクノロジーの受賞者は代表取締役社長の倉又朗人(Akito Kuramata)氏です。倉又氏は研究者の査読・論文プロファイルツールのPublonsでも、研究成果の一覧を公表されています(倉又氏のPublonsをみる)。190の論文が計5,942回引用されていることがわかります(2019年11月現在)。各論文へのリンクも貼られていますので、世界のトップ研究者の研究成果を是非ご覧ください。   まとめ 2014年以来、クラリベイト・アナリティクスではHighly Cited Researchers(HCR)の発表を継続的に行っています。国ごとでみると単年では増減がありますが、概ね増加傾向にあります。本日は簡単な内容をご紹介いたしましたが、選出方法や2014年以降のリストは、こちらのサイトにご紹介しておりますのでご一読ください。 https://recognition.webofsciencegroup.com/awards/highly-cited/2019/     ­­【データソース】 […]

製薬業界における混乱と要因、そしてビジネスチャンス

CHARLOTTE JAGO SENIOR EDITOR, CORTELLIS FORECAST TEAM   直近のFinancial Times Global Pharmaceutical and Biotechnology Conferenceにおいて2日間にわたり議論された、製薬業界における興味深いインサイトと、直面している主要な課題や要因、ビジネスチャンスに関するハイライトをご紹介いたします。 原文サイトはこちらから 原文サイト内のフォームに記入いただき、完全版レポートのダウンロードが可能です。   The recent Financial Times Global Pharmaceutical and Biotechnology Conference provided two days of fascinating insights into the pharma industry, with discussions around the key challenges, disruptors and opportunities it is facing. Covering topics ranging from artificial intelligence […]

インドは生物学的製剤とバイオシミラーの新たなハブになるのか?

DR. MANDAKINI GOEL SR. SOLUTION CONSULTANT 世界の製薬業界は、化学ベースの薬剤から生物学的製剤およびバイオシミラーへの移行に直面しています。以前は低分子化合物製剤が研究を独占しており、主要な市場シェアを獲得していましたが、高分子化合物製剤(生物学的製剤とバイオシミラー)の出現により、製薬業界は急速に変化しました。 ここではバイオテクノロジーベースの医薬品開発を促進するためのインド政府の取り組みをご紹介します。 原文サイトはこちらから 原文サイトから新興国のバイオセラピューティクスに関する詳細な分析レポートのダウンロードが可能です。   The global pharmaceutical industry is facing a shift from chemical-based drugs to biologics and biosimilars. While small molecule therapeutics had previously dominated research and captured major market share, the advent of large molecule therapeutics (biologics and biosimilars) has rapidly transformed the pharmaceutical industry. Given […]

クラリベイト・アナリティクス、2019年の引用栄誉賞を発表

クラリベイト・アナリティクス、2019年の引用栄誉賞を発表 7か国から新たに19名に引用栄誉賞を授与。 現在までに50名の引用栄誉賞受賞者がノーベル賞を受賞。 そのうち29名は、引用栄誉賞から2年以内の受賞。   2019年9月25日(日本時間) クラリベイト・アナリティクス・ジャパン株式会社   Clarivate Analyticsの事業部門であるWeb of Science Groupは、本年度の引用栄誉賞(Citation Laureate)に選ばれた、世界7か国19名の世界的な研究者を発表しました。受賞者は皆、同事業部門のシンクタンクであるInstitute for Scientific Information(ISI)の分析によって、その研究成果が、「ノーベル賞クラス」と見なされる研究者です。ISIの分析は、引用索引データベースWeb of Scienceに収録された引用数が非常に多い論文を対象としています。ISIのアナリストは、2002年以来、毎年Web of Scienceのデータを活用し、ノーベル賞と同様に医学・生理学、物理学、化学、経済学分野において、影響力のある研究者を特定しています。1970年以降Web of Scienceに収録された約4,700万件の論文のうち、2,000回以上引用された論文は、わずか4,900件(0.01%)です。これらの論文の著者の中から、引用栄誉賞が選ばれます。これらの研究者の研究論文は頻繁に引用され、科学分野に極めて大きく貢献しており、時には社会に変革をもたらします。 2019年10月上旬、ノーベル委員会は学術分野最高の栄誉を授与するための投票を行います。世界中が注目するこの予測に、Web of Science Groupは定量的データに基づく分析と知見を提供しています。これまで、50人の引用栄誉賞受賞者がノーベル賞を受賞しました。そのうち29名は、引用栄誉賞の受賞から2年以内にノーベル賞を受賞しています。2,000回以上引用される論文はまれで、こうした論文の著者の中から、ノーベル賞の受賞者が出ています。 本年度の受賞者19名のうち10名は、北米の主要な学術機関を拠点としています。その他は、デンマーク、ドイツ、イスラエル、オランダ、イギリス、シンガポールの機関に所属しています。 2019年度の引用栄誉賞受賞者:   医学・生理学   Hans Clevers, Professor in Molecular Genetics at the UMC Utrecht and Utrecht University, the Netherlands; Principal Investigator at the Hubrecht Institute (KNAW) and […]

2025年の崖?デジタルトランスフォーメーションの最新の研究動向を確認して、貴社の備えの見直しをしませんか?

2025年の崖?デジタルトランスフォーメーションの最新の研究動向を確認して、貴社の備えの見直しをしませんか? 2019年12月 シニア・データコンサルタント 安藤 聡子   多くの企業が取り組んでいるデジタルトランスフォーメーション(DX)ですが、御社の進行状況はいかがでしょうか。 現行の基幹システムの老朽化やサポート等の終了が訪れる2025年は「2025年の壁」と言われており、システム部門を超えた全社的な取り組みが求められています。取り組みを具体化するための情報収集に役立つ、デジタルトランスフォーメーションの世界の研究動向や注目の論文についての情報を紹介します。   目次 「2025年の崖」とは? デジタルトランスフォーメーション(DX)の世界動向 デジタルトランスフォーメーション(DX)の注目論文 まとめ   「2025年の崖」とは? 「2025年の崖」とは、多くの企業が取り組むデジタルトランスフォーメーションに関連し、複雑化・老朽化・ブラックボックス化した既存システムの対応に遅れた場合に想定される経済損失などを指します。その規模は膨大で、年間12兆円に達すると予測されています。この状況を回避すべく、2019年7月末に、経済産業省より「DX推進指標とそのガイダンス」が公表されています。   デジタルトランスフォーメーション(DX)の世界動向 「DX推進指標とそのガイダンス」の中では、「システム部門を超えた企業全体での取り組みが必要である」とのべられています。ではデジタルトランスフォーメーション(DX)について グローバルな研究論文の発表動向をみてみましょう。 「Digital Transformation」で英語の研究論文を検索してみると、過去3年間で急激に論文数が伸びていました。現時点(2019年11月)では、2019年のデータはまだ収録途中ですが、すでに2018年の延べ論文数に迫る勢いです。最終的には2018年の論文数を大きく上回ると予想されます(図1)。 なお、論文数が増えはじめた2015から2019年について国別の状況を見ると、ドイツ、ロシア、米国などからの論文が多いです(図2)。研究機関までみてみると別で過去5年間(2015-2019年)では、ミュンヘン大学(ドイツ)や、フラウンホーファー研究機構(ドイツ)が、最も多くの研究発表をしていました。日本からは、富士通が上位に入っています。富士通は企業としては世界でもトップの論文数となっています。(図3) デジタルトランスフォーメーション(DX)の注目論文 2019年の論文に注目してみると、もちろんコンピュータ科学といった科学技術分野の論文が最も多いのですが、経済、経営やビジネスといった社会科学に関する論文の割合が増えており、全体の約1/3を占めていました(図4)。 ここ半年の間に研究者の利用の多かった論文を二報ご紹介します(注1)。両方ともクリックすると出版社サイトで抄録を読むことができます。 ① The digital transformation of innovation and entrepreneurship: Progress, challenges and key themes 著者名: Nambisan, Satish; Wright, Mike; Feldman, Maryann(抄録をよむ) RESEARCH POLICY 巻: 48   号: 8   特別号: SI     記事番号: 103773   発行: […]

2019年第3四半期のM&Aハイライト

PAUL D’SOUZA PHARMACEUTICAL INDUSTRY ANALYST   Clarivate Analyticsでは、2019年第3四半期における世界のM&Aに関するレポートをまとめました。以下がそのハイライトです 原文サイトはこちらから 原文サイトのフォームに必要情報入力いただくとレポート完全版のダウンロードが可能です。   We’ve recently wrapped up analysis of Q3 2019 M&A activity around the world.  Here are a few highlights:Q3 2019 new M&A volume and total deal value increased by 4% and 10%, respectively Total disclosed biopharma mergers and acquisitions (M&A) volume increased slightly in the third […]

ブロックバスター候補が続々登場

JOAN TUR TORRES     今年の初めにClarivate Analyticsが発表したDrugs to Watch 2019レポートの中で、2019年に上市されると予測された7つの品目を2023年までのブロックバスター候補として注目しました。 このうち、現在の市場で最も薬価が高い医薬品の1つとなったZolgensmaを含む3品目が現時点で承認されていますが、これらブロックバスター候補の現状についてまとめました。 原文サイトはこちらから   Earlier this year, we released the Cortellis Drugs to Watch 2019 report, which highlighted seven drugs expected to launch in 2019 and become blockbusters in 2023. We have subsequently reported on three of those drugs that have now gained approval, including Zolgensma which entered […]

Q&A: グローバル化を見据えた規制遵守のための5つのシンプルな戦略

医薬品開発および関連規制の専門家、Lawrence Libertiが、多様な市場における規制要件の複雑さと多様性に取り組むためのヒントをご紹介します。 原文サイトはこちらから (リンク先からeブックのダウンロードも可能です)   While expansion into new markets potentially introduces tremendous opportunities to scale your business, globalizing your development program doesn’t come without risks. Whether you’re a pharma or biotech from an established region looking to expand into an emerging market, or you’re looking to expand from a smaller, emerging region into a […]