Month: July 2015

トムソン・ロイター、過去5年に渡る“研究者による機関評価”の結果を発表

トムソン・ロイター、過去5年に渡る“研究者による機関評価”の結果を発表 ~ 過去の調査結果から、大学の評価を構成する要素と傾向を分析 ~   2015年7月31日(日本時間) 米国フィラデルフィア発 *米国時間2015年5月12日に発表されたプレスリリースの抄訳です。   世界的な情報サービス企業であるトムソン・ロイター(本社:米国ニューヨーク、日本オフィス:東京都港区)は、世界中の高等教育機関の評価のための2015年度 “Academic Reputation Survey”(研究者による機関評価)の実施と共に、過去5年(2010年から2014年)の結果をまとめた“Exploring Scholarly Trends and Shifts Impacting the Academic Reputation of the World’s Leading Universities.”を発表しました。本リポートでは、過去5年間の世界の大学への評価の変遷を俯瞰的にまとめており、世界の研究動向が大学に及ぼす影響を明らかにしています。 本調査はトムソン・ロイターが毎年行う大規模な調査で、今年が6回目の実施となります。過去5回の調査では世界6,500大学から65,000人の回答を得ており、“Exploring Scholarly Trends and Shifts Impacting the Academic Reputation of the World’s Leading Universities”ではこの回答をもとに105の研究分野において分析を行っています。 本リポートでは、地域ごとの差が顕著に表れた他、特定の大学の強みとして一般的に高い評価を得ている分野が、必ずしも実際の論文発表数と合致していない例も見て取れます。分野によって違いはあるものの、芸術・人文、臨床・前臨床・健康、生命科学、自然科学、エンジニアリング・テクノロジー、社会科学の6つの主要分野において、高い研究成果を上げていると認識されているのは、特に有名な少数の大学に集中しているという傾向が見られました。例えばマサチューセッツ工科大学には医学部がないにも関わらず、臨床・前臨床・健康分野も含めて自然科学分野全体で高く評価をされていることがわかりました。 その他の主な知見は以下のとおりです。 ハーバード大学は過去5年間を通じ、全ての研究分野をけん引しています。 ニューヨーク大学とキングス・カレッジ・ロンドンに対する評価は、この5年間で大幅に向上しています。 総合大学は単科大学に比べて、一般的に高い評価を得る傾向が見受けられます。 グローバルとそれぞれの地域において、評価の高い大学に違いがあることが明らかになりました。 例外はあるものの、一般的に大学の強みとして認識されている分野では実際の論文数も多いことがわかります。 トムソン・ロイターの“Academic Reputation Survey”(研究者による機関評価)は、この種の調査としては最大のもので、世界中の学識経験者や研究者からの回答を得ることで、教育・研究面から見た高等教育機関の全容をできるだけ正確に俯瞰する目的で実施されています。言語の違いや翻訳による偏りを調整するため、質問はアラビア語、ブラジルポルトガル語、イベリアポルトガル語、英語、フランス語、ドイツ語、日本語、簡体中国語、スペイン語の9言語で行われています。 本調査の実施は6年目を迎えましたが、今後も機関評価の動向を継続的に俯瞰していくため、調査の継続が予定されています。本調査のように全世界規模で実施され、教育・研究の現場からの声を反映した客観的な調査は非常に意義深いものであり、また、研究者にとってもそれぞれの研究分野で高い評価を得ている機関に改めて注目する機会となっていると考えられます。 本調査の回答は、研究者からのフィードバック、研究アウトプット、引用パターン、資金調達レベルなどの情報と共にトムソン・ロイターのInCitesの主要データとして収録されます。研究分析プラットフォームInCitesのデータは、世界中の学術機関や政府機関でエビデンスデータ分析やベンチマーキングに利用されている他、上海交通大学の世界大学学術ランキングや、U.S. News & World […]